祇園祭 ちまき 人気
祇園祭のお守りで縁結びの御利益があるのは?
ホウショウヤマというのは、漢字だと保昌山と書きます。東洞院通と高辻通・松原通の間(東洞院松原上ル燈籠町)にぽつんと一つだけある舁山です。
かつては「花盗人山」と呼ばれ、平井保昌が和泉式部との恋を叶えた物語にちなんだことから、縁結びのご利益があるとされて独身女性に大人気なんだそうです。
私は四条通より南は行ったことがなかったので、ここを知りませんでしたw
保昌山のちまきは1個 800円。ほかに、お守り(300円・500円)、護符(300円)、絵馬(300円)などの小物が用意されているようです。
祇園祭のちまきはお守りだから食べられません
「ちまき」というと、端午の節句の時に食べるアンコ入りの甘いちまきか、中華料理で出てくるもち米のちまきが頭に浮かぶと思います。
が、京都では祇園祭のちまきが一番に出てくるみたいですね。
パッと見は、アンコが入ってそうなちまきの形なのですが、実際はクマザサで包んだワラをイグサでらせん状に縛り、それを10本ずつ束ねたもの。
これに、神社や各山鉾町で護符などが付けられて、御守りということで販売されています。すべて手作りです。
ちまきの飾り方は、玄関の入り口(軒下)に1年間吊します。家の内側でも構わず、その場合も目立つ場所に飾ることがよいとされているようですよ。
また、1年経ったら買ったところへ持っていくか、八坂神社に納めればいいそうです。遠方の方は、近所の神社で古い御札を納めるところがあれば、そちらで構いません。
食べられるちまき
2007年より、「黒主山」が亀屋吉長製の黒糖風味の生麩で作られた食べられるちまきの販売を始めています。食べられないちまきにガッカリする観光客が多いからなんだとかw
真空パックになっているので、お土産で持ち帰ることができます。が、数量限定の上に人気のため、毎年あっという間に売り切れてしまうそうです。1束3本入で1,200円です。
また、黒ゴマ風味の「黒おたべ」(限定パッケージの黒い生八つ橋)というのもありますよ。
黒主山(後祭)
室町通と三条通・六角通の間(中京区室町通三条下ル烏帽子屋町)
ちなみに、こちらの食べられないちまきは 800円。
盗難除け・泥棒除けの御利益があります。
2014年より、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分かれました。
なので、14~16日が前祭の宵山、21~23日が後祭の宵山となります。
そのため、自分のお目当てのお守りがどちらで購入可能なのか調べる必要があります。基本的に、前祭の宵山では前祭のもの、後祭の宵山では後祭のものしか買えません。
ただし、授与所などを開設してくれるところもあり、そういったところのお守りちまきなら、どちらでも購入できる場合もあります。
確実に欲しいなら、宵山の初日(宵々々山)に行くのがいちばん!
2日目(宵々山)、3日目(宵山)は、歩行者天国となり出店が並ぶため、人出も多いし売り切れてしまうこともあります。特に人気のところでは、初日のうちに売り切れてしまうこともあるため、なるべく日が暮れる前に出向いてくださいね。
祇園祭のグッズで手に入れたいものは?
祇園祭のグッズといえば・・・・
そうちまきです。
ちまきといっても食べられるちまきではなくお守りとして授かる粽です。
販売場所は各山鉾のお会所や八坂神社になります。
粽の販売時間は各お会所で違うので確認しておいたほうがいいですね。
だいたい、13日もしくは14~16日までです。
八坂神社では7月1日~31日までとなっています。
祇園祭といえばちまき!おすすめは?
粽の中でもわたしがおすすめするのは・・・
保昌山のちまきです。
なぜかというと・・・
縁結びのご利益があるからなんです。
平安時代の恋多き歌人和泉式部との恋を見事成就させた武将平井保昌にちなんでいます。
和泉式部といえば数ある恋を経て35歳で平井保昌と結ばれます。
いろいろな経験を経て運命の男性と出会えるということかも・・・
と勝手に妄想してしまいますが、とにもかくにも縁結びのご利益があるということです。
保昌山の粽販売は例年どおりであれば13日の18:00からです。
ちまきのお値段は700円。
八幡山のちまきもぜひ手に入れたいですね。
ご利益は、夫婦和合、子供の健康です。
笹の葉で作られた厄病や災難除けのお守りなんです。
値段は各山鉾町内によって違いますが、だいたい1本500円~1,000円。
京都では、これを毎年祇園祭に買って、それを一年間玄関先に置いておくんですね。
ちまきの販売日。時間と場所
大きく言うと、
各山鉾町の売店など:14日~16日(一部は13日から)
八坂神社:1日から31日迄
ちまきと、聞いて想像するのは、やはり笹にくるまれた、
お餅系の、食べて美味しいものなのですが、
祇園祭のちまきは、形はちまきでも、食べる事は、timaki
できません。でも厄除けのパワーがあります。
祇園祭のちまきの由来とは
この粽(ちまき)は、八坂神社の主祭神である牛頭天王(スサノオノミコト)に由来します。
昔、蘇民将来という男の家に、旅人に身をやつした牛頭天王が訪ねてきて、一夜の宿を求めました。
蘇民は貧乏でしたが、それでも手厚くもてなします。牛頭天王はその心遣いに大変喜んで、そのお礼に「今後お前の子孫は末代まで私が護ってやろう。目印に腰に茅の輪をつけていなさい」言い残して去っていきました。
そのお陰で後に疫病が流行った際も、蘇民の一族は 生き残り繁栄した…ということです。
このときの護符になった茅の輪は「茅」を束ねて「巻」いたものです。